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異常性愛
第7章 招待
『なんですか、それ?』
《だからさ、わかるだろ。
医者にストレスにサークルといえば。》
『オンナですか。』
《そうだ。
わかるやつじゃないか、キミは。》
なぜか幾分キリッとした返事をする亭主。
妻を寝取った相手と話すには、その口調や話の内容に変質的なものを感じた。
《医者の集まりがあってね。
学会ってやつだよ。
泊り込みで行くんだがね、
そこで催しがあってね。
妻帯者が大手振って
外泊できるっていう機会なんだよ。
わかるだろキミ。》
『だから何なんです?
はっきり言ってください。』
《それにね、招待するよ。
どうだい?》
『は?
私は医者ではありませんし。』
《構わんよ。キミはゲストだ。
演者として来てもらう。》