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異常性愛
第7章 招待

『ふぅぅぅー。』

大きく息を吐いた。

----(要はモテねぇオヤジの乱交パーティだろ。)

富裕層の道楽にそういうものがあることは知っていた。
おそらく私はそこでセックスをさせられ、見世物にされるのだろう。

過去にも未成年のデートクラブや、タレントの卵とデキるだとか、その顧客名簿に名を連ねた政治家や企業家のスキャンダルが世間を騒がせたことを覚えている。
実際に似たような誘いを受けることがあったが、特に興味の湧くものではなかった。

遊びを知らない医者同士が、日常の鬱憤晴らしにカネにモノを言わせ、手ごろなオンナを集めて好き放題に嬲っているのだろう。

学会に看護師が助手として医師について行くことがあると、涼子に聞いたことがある。
野心の強い涼子がうまく年寄り連中を垂らしこんだのか、騙されて手篭めにされたのかは判らないが、いずれにせよ狐と狸の騙し合いという事だ。

一度付き合ってやれば亭主も納得するだろう。


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