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異常性愛
第10章 底流
酒のせいか亭主は饒舌だった。
亭主は私に酒を注ぎ、楽しそうに話を進めた。
『先生、彼はね涼子にぞっこんでね。うん、いや違う。涼子が彼に、だ。そうだなキミ?』
『いえ、そういうわけでは・・・。』
『まぁいいじゃないか。言わせてくれ。それでね、いつものように涼子が私に一服盛ったわけさ。な?』
初老の開業医はフェラチオする看護師の頭を撫で、ニコニコしながら亭主の話に耳を傾けている。
ショートヘアの看護師は陰茎を含み、ゆっくりと上半身を上下させ開業医に尽くしていた。
どうやら睡眠薬の件は私の思い過ごしだったようだ。
亭主が一枚上だったということだ。
『まぁ長谷川君も聞けよ。ほらぁ、おっぱいばっか吸ってないでさ。』
亭主に諫められた長谷川はハッとして、女支店長の大きな乳房から口を離した。
おそらく亭主の子飼いの中堅医師だろう。
亭主の派閥は、院内でも多数派だと涼子から聞いている。
長谷川のポストなど亭主に逆らえば簡単に吹き飛ぶ。