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異常性愛
第10章 底流
股間に手をやると真美は太腿を開き、自らTバックのクロッチをずらして私の指先を導く。
ヌルついた女性器は、男に触れられるのを今や遅しと待っていた。
真美が相手していた開業医は、面倒な愛撫をすっ飛ばし、オナホールのように真美の口を使っていただけなのだろう。
『こっちは、今日まだだね。』
自分の顎に指杖し、コクッと頷く真美。
私は膣口の周りを指の腹でぐるぐると撫で回した。
『ああぁんっ!』
真美は大きく喘ぎ、グッと身体を反らせた。
腹筋が少し割れ、へその穴は浅い。
おそらく彼女も鍛えているのだろう。
真美に近しい思いを寄せた。
躰を鍛錬する者にとって、それを美と捉えてもらえることが最高の賛辞なのだ。
『きれいだ・・・カラダ。よく鍛えられてるよ、真美さん。』
『いいっ・・うあぁんっ!』
アニメ声優のような高いあえぎ声が部屋中を巡る。
その声にあわせ、亭主と開業医の囃すような声が聞こえた。
私たちに徐々に近づく長谷川は、工芸品の作業場を覗くように、唇を尖らせて何度も頷いていた。