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異常性愛
第10章 底流
亭主は私に酒を注ぎ、再び女支店長を陰茎にあてがう。
餌を与えられたペットのように、女は歓喜して陰茎にしゃぶりついた。
奥のソファでは男二人が動物実験のように真美を弄び、はしゃいでいる。
『なぁ、涼子とはあれからどうなんだ?』
声のトーンを下げて私に話す亭主。
やはり涼子と私の関係を気にしていた。
『いえ、あれからは・・・なにも。』
『おとなしいんだよ、アイツ。ほほっ。』
『そうなんですか。』
『あぁ・・・ヤッてるときも、上の空でね。ひひっ!』
距離をとった私との隙間を、涼子は埋めきれないでいるようだった。
『つまらないんだよな、アッチがさ。だからキミ、たまには抱いてやってくれよ、涼子。』
『何を言ってるんですか。』
呆れる私に亭主は続けた。
『私はねセックスで私を愉しませてくれれば、女など選ばん。ブサイクは御免だがね、ほほほっ!セックスで私を満足させんのなら、涼子もチェンジっ!したいぐらいだが。ほっほっ。立場上そうもいかん、私の好みだしな涼子は。ひひっ。』
もっともな話だ。ヤれない女は無用の長物だろう。
初めてこの男に共感できた。