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異常性愛
第10章 底流
  
『ふふふっ、怖がらないで。あたし優子っていうの。』

『そう、君はどうしてここに出入りするんだい?無理強いされてないんだろ?』

『あなた、お名前は?私は優子。』

『ここじゃ名乗らないよ。好きに呼べばいい。今宵限りだし。』

『冷たいのね、若い子にはやさしいくせに。ふふっ。』

『自然の摂理さ・・・。』

酒を胃に流し込み、優子にキスした。
優子はそれを待っていたように、私の頬を掌で包む。
甘く優しい上手な接吻だった。

『これで老人達に貢がせるのかい?』

私の唇に舌先を這わせ、目を閉じた優子は囁く。

『独り占めできるなら、私があなたに貢いでもいいわ。』

優子は片足を私の股間に乗せ、膝の裏に巨根を挟んだ。

『金で縛られるのは嫌いでね。ヒモになるほど困っちゃいないよ。』

伸ばした舌を絡めあい、大人のキスを愉しむ。

『あたしは縛られるのが好き・・・。』

目を閉じたまま額を押し付け合い、鼻先をつつかせ合う。

『意味深だね。』

『額面どおりよ・・・。ぅんんぅん・・・。』



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