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異常性愛
第10章 底流
ねっとりと熱のある優子の接吻は、甘いバターのように私の唇にまとわりつく。
もう少し欲しいところで舌を抜いて唇を吸い、そしてまた舌を絡める。
どうやら私と優子は親和性が高いようだった。
この女の体温、体臭、唾液の味、呼気の臭み、そのどれもが私を陶然とさせた。
機知に富んだ会話のタイミング、呼吸、嫌味のない視線、その優しくもなく厳しさもない目つきは、私を徐々に優子に深入りさせていく。
今夜限りという時間の切迫性も、優子を求める気持ちに拍車をかけた。
騎乗位になるよう優子の腰に手をかけた。
優子は私に跨って亀頭にあたりをつけ、ズルズルと巨根を膣に納めた。
グラスの酒を含むと、大きく息を吸ってふくよかなバストをさらに脹らませ、含んだ酒を口に移してくれる。
人肌に温まった洋酒が優子の体液のようで、ひとつになれる幸福感が私を有頂天に辿りつかせた。