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異常性愛
第11章 アフロディーテの慟哭
ドアが開く音に気付き、ベッドの二人は同時に私に顔を向けた。
女は、やはり涼子だった。
男の腹に跨っていた涼子は慌てて男から飛びのき、男は咄嗟に顔を伏せ、涼子の背後に隠れた。
涼子は呆然と私を見ている。
『な、なんで、ここに・・・なんで・・。』
涼子は私がいることに驚いている。
乱交に私が参加していることは知らなかったようだ。
『旦那さんに呼び出されてね。前のクスリ、効いてなかったみたいだよ。』
『え?どういうこ・・え?』
『どこまで知っているのかわからないけど、眠っちゃいなかったってことだ。』
すべてバレている事に涼子は愕然としていた。
その涼子の脇から男の顔が見えた。
男は私を部屋へ案内した、あの背の高い支配人だった。