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異常性愛
第11章 アフロディーテの慟哭
『で?』
予想通りの昔話に、特に驚くことは無かった。
『捨てられたくなくて・・・自分から望んで出向くようになったわ。一度そうなったら、もう抜けられない。』
これ以上焦らされるのは御免だ。
私は話のピントを合わせた。
『それが支配人と寝ることに繋がるのかい?』
『アノ人も奴隷みたいなもの・・・。以前、病院で問題になったことがあるの、夜のほうの・・。』
『乱交パーティ?』
涼子は頷いて床に視線を落とし、話を続けた。
『でも旦那さんの力でねじ伏せちゃった。そのあと「どこが漏らした」って、犯人探しが始まって、それがここの従業員だったの。』
『じゃ支配人は怒られたんだ、旦那さんたちに。』
『そこが旦那さんの違うところ・・・。巻き込んじゃったのよ。あたしを使って。』