この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第12章 独裁者の嘆き
  
うおおぉっ!と叫んで私に殴りかかる長谷川。

私は長谷川の喉を掴み、突っ込んできた勢いそのままに身体を回し、廊下の壁に押し付けた。
壁がドンっと鳴り、壁材がたわむ。
私は長谷川を壁に貼り付け、喉を押さえ込んだ。

ふぐのように顔を脹らませて苦しむ長谷川の額に、私の額をゴンとぶつけた。
ギリギリと額を擦り付け、長谷川を睨み上げた。

『つまんねぇモン振りかざすんじゃねえよ。雑魚が。』

嫉妬だけではない、別の怒りが込み上げていた。
既にカタはついていたが、私はさらに喉を絞めてやった。
私の手首を掴み、顔を真っ赤に染めて長谷川はもがく。

『おい、それぐらいにしてやってくれ。死んじまう。』

私の肩に手をかけたのは亭主だった。
ハッと我に返って手を緩めると、長谷川は壁をずり落ちてその場にヘタりこんだ。

咳き込み、えずく長谷川を亭主は蹴り上げた。
うめき声を上げて怯む長谷川に、亭主は優しく声をかける。

『長谷川君、彼は私が招待したゲストだよ。無礼はいけないな。』

『も、申し訳ありません!先生!』

土下座する長谷川に、この場を立ちさるよう、亭主は無言で道を空けた。
長谷川は腰を屈めたまま、逃げるように広間の方へ消えた。


/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ