この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第12章 独裁者の嘆き
  
『すまんねぇ、勘違いしとるようだ。悪かった。』

亭主は私に部下の態度を詫びる。
涼子が気がかりで踵(きびす)を返した私の肩を、亭主は掴んだ。

『なぜ、キミはそう涼子に拘るんだ?』

『愛してるからです。』

私はきっぱりと答えた。

『なるほど。私の前でそう言うか。ほほっ、本気だな。』

『ええ。』

『では、キミの奥方はどうだ?愛しているのか?』

『はい。そう言えます。』

亭主は笑った。

『ならば涼子を連れ帰って三人で暮らすといい。』

『それは、できません。涼子とは別れます。』

『なぜ、できんのだ?愛しているんだろ?ほほっ。』

『当然じゃないですか。そんな法はないでしょう。』

亭主は笑った。
さっきよりも大きな笑声だった。

『くだらん!人の女に手を出す割りに、キミは意外につまらん男だな。』

私は亭主を睨んだ。


/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ