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異常性愛
第12章 独裁者の嘆き
『私は涼子の金に興味はありませんよ。』
『そうだな、キミが興味を示すのはおま○こだ。
ほほほ!いや、単純でいい。
私も大好きだオンナのあそこは。
それを自由に出来るのは愛じゃない、
金なんだよ、マニーだ。
キミの奥方だってどうなるかわからんぞ。』
『ありえませんよ。私を愛している。』
『ほう自信家だな。そういうヤツは好きだ。
だがな金とて万能ではない。
金など人間の共同幻想だ。
それに価値があると皆が信じるからこそ、
金として機能している。
ほんとは金などあやふやなものなんだよ。
奥方の愛と同じようにね。ほほほ!』
晶子をバカにするような口振に、私は怒りを隠せない。
亭主はそれを確かめると少し後ずさりした。