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異常性愛
第12章 独裁者の嘆き
『それは、解釈の問題でしょう。
原爆で亡くなった人の悲しみは癒しようがない。
何かに託すとすれば、
それが愛なんじゃないですか?』
『よし。ではあれを見ろ。』
亭主は涼子をアゴで指した。
涼子は浴槽の縁に腰掛ける開業医の性器に、激しくしゃぶり付いている。
真っ白な肌を晒し、首を繋がれて男の意のままに扱われている。
『あの、はしたない女を愛してるのかね。』
『ええ。そうです。』
『なぜだ?美しいからか?セックスが巧いからか?』
『心です。』