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異常性愛
第13章 塊
  
駅までは半時間ほどの道程だ。
風光明媚な湖畔のドライブウェイを、くすんだ白色の商用バンで駅に急いだ。

『タバコは止めれんのかね、キミ。』

タバコ臭い車内で、亭主は鼻にハンカチをあてた。
無茶な送迎を願い出たのは亭主だが、乗り込むなりクレームをつけている。
だが不思議と嫌味を感じない。

『私の楽しみがなくなりますよ。』

『はっ! あんなに楽しんでおいてか?ほほほっ!』

『タバコを吸うように女は抱けませんよ。』

『いいねぇそれ。タバコを吸うように・・女をか。』

言い回しが気に入ったのか、亭主はボソボソと繰り返した。
何かを思い出したように亭主が口を開く。

『そうだ、
 優子がキミのこと気に入ってるようだが、
 キミはどうなんだ?』

『美人ですからね。
 声が掛かれば・・。ですかね。』

『まぁた、持ってくのか!ほほほ。』

亭主は嬉しそうに笑う。
ひき笑いがおさまると、亭主は景色を眺め 眼を細めた。


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