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異常性愛
第13章 塊
私はその言葉に殴られたような衝撃を受け、ガードレールにクルマをぶつけそうになった。
『え?・・・・離婚?』
『そうだ。離婚だな。』
『ま、待ってください。離婚なんて!
私のせいです。謝ります!
涼子を許してやってください。』
『何を言ってるんだね。涼子の申し出だ。
別れてくれと言ってきた。』
『え?どういうこ・・。』
『前からそんな話はあったな。
ま、どれほど影響してるのか解らんが、
キミが原因なのは確かだ。
だからといってキミを責めたりしないよ。』
亭主は一伸びすると頭の後ろで手を組んだ。
『どういうことなんですか?』
『ゆうべ成立した。
涼子を¨夜¨に参加させたろ。
あれが離婚の交換条件だ。』
『なんですか?それは・・・。』