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異常性愛
第14章 宿怨
メールを開くと、画面を文字が埋めた。
珍しいことだった。
普段、涼子のメールは短文で届く。
内容が気になるが対向車線に移ってからでも遅くない。
私はUターン場所を探すことに専念した。
少し先に高くそびえるコンビニの看板が見えた。
信号機が見える。青だ。
やっとUターンできる。
アクセルを踏んだ。
車は唸り、スピード上げる。
だが無情にも信号は黄色に変わり、私を嘲笑うように赤を燈した。
----くそっ!
私は信号無視を決めていた。
アクセルを少し緩め、左に逆操舵しようとした、その時。