この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第14章 宿怨
   
----待ってろって言ったのに・・。

苛立っていた。
呼び出し音が途切れ、涼子の声が聞こえた。

《もしもし・・・》

『もしもし!今どこだ?!涼子!』

私の問いかけを無視し、電話の声は一方的に話し続ける。

《メッセージをどうぞ・ピーッ・・・》

急いた私は、留守番応答に声を荒げていた。

----(なんだよ!ったく。)

信号は私を見下すように静かに赤色を燈し、白黒のパトカーは斜めに停車した私を見張る。

すぐにリダイヤルした。
接続されるまでの長い無音が、私に苛立ちをつのらせる。
サーッという雑音と共に女性の声が聞こえた。

《現在、お客様のご都合により・・・》

流暢、だが機械的で冷めたアナウンスが流れる。
涼子は意図的に私からの着信を拒んでいた。



/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ