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異常性愛
第14章 宿怨
あなたの奥様に申し訳ないと思った。
薬飲んで死のうと思った。
頭がへんになっちゃうときに
いつもあなたに抱いてもらってたの。
私はあなたのものだって、
思って欲しかった。
でも言ってくれた。私を好きだって。
嘘じゃないってわかった。
嬉しかったよ。すごく。
今だってうれしいの。
最後に私を捕まえてくれたもの。
お別れすると逢えなくなるね。
でも私はあなたに愛してもらった。
私の好きなあなたに。
だからつらくない。生きていける。
ありがとう。だいすき。
涼子
PS
離婚しました。
近々子供達と家を出ます。
理由はあなたじゃない、と言ったら嘘になる。
でも、私が決めたことです。
心配しないで。 母は強いのよ。》