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異常性愛
第14章 宿怨

優子は私の缶コーヒーを手に取り、飲んでイイ?と顔の横で軽く振った。
私は黙って頷いた。
フレンチピンクに彩られた指先で缶を摘み直すと、接吻するように尖らせた唇で缶に口付けた。

吸い付きたくなるような分厚めの唇が、昨夜のキスを思い出させる。
ひとくち含みゴクンと飲み干すと、優子は少し渋い顔を作って私に聞く。

『ヒゲ、剃らなかったの?』

ギリギリまで涼子を抱いていた私は、そう言えば髭を剃っていなかった。

『ほんとだ。剃ってないや。』

掌で顎を撫でると、短い髭がチクチクする。

『髭面もいいわね。』

『そりゃどうも。』

優子はコーヒー缶を私に返し、人差指で唇の端を拭いた。
缶の飲み口には、唇の皺がうっすらとスタンプされていた。


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