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異常性愛
第2章 涼子について
あっ!と涼子は何かを思い出し、私を見返した。
『そうだ。オモチャ・・
おチンチンの・・あのアレ・・。』
『ああ、それがなんだよ。』
ぶっきら棒に返事した私に涼子はニコッと微笑む。
『ウチに来る時、忘れないでね。
んもぅ、そんな顔しないのっ。』
と、したり顔でツンと私の額を小突いた。
亭主が自宅に居る時に、何か淫らなことを企んでいるようだ。
パチンとバッグを閉じた涼子は、鏡に映る私に微笑んで先に出るよう促した。
涼子の額に小さくキスをして、私は¨トイレ¨を後にした。