この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第14章 宿怨

立ち上がって、優子に心境を吐露した。

『俺、涼子には感謝してるんだ。
 いつか逢えたらいいなと思ってる。
 謝らないといけないことも、たくさんあるんだ。』

ハッと我に返り、湖に視線をそらした。
それを優子に伝えても仕方がない。

風になびく髪を押さえて、優子は微笑む。

『あなたは奥様をヘッジにしちゃダメなのよ。』

そう言って、自分の携帯電話を私に差し出した。

『あなたの番号、ここにないわ。
 名前も知らない。』

『先生に聞かなかったのか?』

『名乗らないのって言ったら、直接聞けって。
 ほんと意地悪よ。』

ぷっと頬を脹らませ、両手を腰にあてる優子。
この女には、どこか素朴な可愛げがある。

私が名乗らないのだから亭主が明かすわけにもいくまい。
亭主もそこそこの男だ。
優子の携帯電話に自分の番号を打ち込み、名前をどうするか迷い、空欄のまま携帯電話を返した。


/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ