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異常性愛
第15章 コンジャンクション
  
『コーヒーある?』

『あるよ。たくさん飲んでね。』

優子に笑顔が戻った。
周囲が明るくなったような気がした。
涼子にもその場の雰囲気を作る力があったが、優子の明るさには影を払う力がある。
私は気になっていたことを聞いてみた。

『優子はさぁ、貧しかったの?』

『どういうこと?』

『いや、ウチのもそうだし俺もなんだけど、
 貧乏で育ったんだよ。
 涼子もそうみたいだったんだ。
 今まで付き合った女にも多かった。
 男友達も皆そう。
 類は友を呼ぶってのかな。
 優子もそうなのかと思ってさ。』

『普通・・・だと思うよ。
 特に貧しさは感じなかったなぁ。』

『そうかぁ。だからかな、
 影がないよ。いつも笑顔だし。』

『そう?笑顔?あはは。
 好き?あたしの笑顔。』

『うん。好きだよ。ずっと笑ってるの。』

¨好き¨と素直に言葉にした自分に驚いた。
優子への想いに、照れや躊躇(とまど)いがなっかった。

『あんっ!うれしいっ!』

優子は大きな胸を押さえ、わざとらしく小躍りした。
内面から滲み出る優子の人の良さと明るさが、一緒に居る私にも伝わり、心が解(ほど)けていくようだった。
 




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