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異常性愛
第2章 涼子について
涼子を抱いたその日、私は自室で探し物をしていた。
クローゼットの奥のプラスチックケースにそれはあった。
数本のディルドと電動バイブ。口枷。
手錠。ドラッグ。ラバー製のマスク・・・。
不倫の残滓だ。
見ているだけで身震いするような興奮を覚える。
ディルドを手に取り、繁々と眺めた。
精巧に模倣されたそれは、太く逞しく反り上がり、男性器そのものと言ってもいい出来栄えだった。
自分の陰茎に添えて大きさを比べてみた。
20センチないぐらいだろうか、私のモノより少し長い。
握り比べるとやはり太さでも敵わない。
血管を模したゴツゴツの触感が、実際とは少し違う。
涼子によれば、それがイイらしい。