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異常性愛
第15章 コンジャンクション
『わかった。そうするよ。』
『ちょっと言い過ぎたかな?』
『俺にはそれぐらいで丁度だよ。』
『そう、ならよかった。
お腹も膨れたわ。どうしたい?』
優子は顎をツンと尖らせて首を捻り、斜めに私を見る。
その目尻から送られる視線が、一瞬でセックスへの期待を高める。
今の私には優子とのセックスがあればいい。
『そうだな、優子を抱きたい。』
『んふっ、抱いて。』
優子は両手を広げ、その豊満な体に私を迎えた。
腕の中で私を見上げた優子は、キスしようと近づけた私の唇を、人差指でチョンと触ると、リビングの奥にあるドアを指差した。
古めかしい真鍮製の丸いノブを廻すと、日当たりのよいガランとした部屋の真ん中に、キングサイズのベッドが据えられていた。
小さなスタンドライトと、小振りの観葉植物がベッド脇に立っているだけで、それ以外には何もなかった。