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異常性愛
第15章 コンジャンクション
『だったら最初から付き合わない、じゃないんだ?
男の場合はカラダ目当てで
好きじゃなくても女と付き合えるけど。
女はそうじゃないと思ってたよ。』
『愛されたいよ。あたし。
ディーに愛されたい。
愛のあるセックスしてみたい。
でもそうなれば別れるわ。
あなたには奥様がいるもの。
だから涼子さんは幸せだって言ったの。
別れを選ばなきゃいけないほど
ディーに愛されたってことよ。』
『あぁ、そう・・。』
『だから謝っちゃだめなの。
ディーに愛されたことを
無かった事にしちゃうから。
涼子さんの決断を間違いにしてしまうの。』
『そういうことになるのか・・。』
『ディーが奥様を愛してくれてれば、
あたしはずっとディーと居られる。
嫌われなきゃね。んふっ。』
優子はよく解っていた。
不倫のルールはセックスがメインディッシュだ。
それ以外は持ち込んではいけない。
私がそれを忘れかけていた。