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異常性愛
第16章 萎凋
  
カツンと自転車のスタンドを立て、雅美の腕を引いた少年は、そのまま駆け足で社の裏手に雅美を連れこんだ。

『なぁキスしていいか。』

雅美に詰め寄る少年の荒い息が、雅美の顔に吹きかかった。

『い、いいよ。キスだけだよ。』

雅美は直立して眼を閉じ、少年からのキスを待った。
ゆっくり二人は唇を重ねる。

性的にまだまだ未熟な二人は、それでも精一杯のムードを作り、少年は腫れ物に触るように雅美を扱った。

薄暗い社の裏は、その先を鬱蒼(うっそう)とした林に遮られている。
誰にも見られていないという安心感が、二人を大胆にさせていった。

『な、なぁ、まさみ・・・おれ、もう・・。』

『だめ・・だめって・・。キスだけって・・。』

興奮する少年と恥らう雅美。
少年は雅美の股間に自分の性器を押し付ける。
十五歳とはいえ少年の性器はしっかりと勃起し、興奮の治め方を雅美に探している。






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