この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第18章 大罪
  
名前を呼ばれ、私達は小走りで窓口に駆け寄った。
職員は訝(いぶか)しげに私と晶子を見回した後、一通の戸籍抄本を見せてくれた。

『ああたの、えー、お母さん。
 え、これね。君枝さん。はい。』

私達は身を乗り出し、抄本を覗き込んだ。
母の名は、君枝で間違いない。

『ああっと、生きておられます。はい。』

晶子は足踏みし、ギュッと目を瞑(つむ)った。

『届けがないんでね。ええ。存命のはず。
 でっ、何度か転出されてますが、はい、
 おられます。ここね。ええ、ええ。』

職員は本籍地の住所を人差指で叩いた。

『ううーん!』

絞った顔を小さく左右に振って喜悦する晶子。
私は職員に聞きなおした。

『え?ここですか、この住所?』

『ああ、はい、そうでございます。ええ。』

『あの、ここって、
 あの神社の近く・・ですよね?』

私は掲示板のポスターを指差した。



/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ