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異常性愛
第20章 綾繋ぎ
『いただきまぁす!』
晶子は満面の笑みを浮かべて箸を割り、甘エビを口に運んだ。
私も甘エビの身を吸い出した。
近くのスーパーの物とさほど味に差はないと思ったが、嬉しそうに箸を口に運ぶ晶子を見ると、正直に言わない方がいいと思った。
『おいしいねぇ、ほんと、気分イイ。ね!』
『ほんと、おいしいな。』
判断は正しかったようだ。
『サービスいいしね。』
『お前の色仕掛けが効いたかな。』
『そう?
あなたに磨かれちゃったから?うふっ。』
『ははは、上手いこと言うじゃん。
その調子で食費浮かしてハワイでも行くか。』
『ナイスね、それ。ミニスカート、チラっ!てね。』
『ばぁか、頭おかしいよ。そんなヤツ。』
『そうね!んふっ、あーでも、ほんと、おいしっ。』
晶子は気分が良さそうだった。