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異常性愛
第20章 綾繋ぎ
オスの暴力性は未来永劫に消えることはない。
それはオスの生きる術だからだ。
これからも暴力が女を苦しめることに変わりはない。
私と晶子は五年前に出会い、性嗜好がマッチした。
だがそれはあまりにも残酷な組み合わせだった。
私達は互いを失わないために心をすり減らし、セックスを重ねてきた。
そこには相互不信が渦を巻き、それを打ち消す形で私は暴力を行使し、晶子は暴力を求めた。
これほど醜い人間関係があるだろうか。
こんなことで私たちに愛が育めるだろうか。