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異常性愛
第20章 綾繋ぎ
《あ、ディーの用件は?
さっき被ったでしょ。》
『大したことない、会って話すよ。
ゆっくりね。』
《んふっ、楽しみにしてるわ。
そうだ、メール。
アドレス聞きたかったの。》
私は優子にメールアドレスを伝えた。
《じゃ、一度切るね。
ブッ、 ツーーー》
『早っ。』
アドレスを伝えるや、即座に電話を切られた。
さすがに判断が早い。
ポケットに携帯をしまおうとした矢先、メールが届いた。
《優子だよ》
それに返信すると即座に返信が来た。速い。
さすが成功を掴むビジネスパーソンは違う。
ツールを使いこなすのも能力のひとつだ。