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異常性愛
第21章 ギブ・アンド・ギブ  前編
  
電話が鳴った。

『もしもし?』

《あたし。食事すんだ?》

優子からだった。
運転しながらなのか、風を切る音で雑音がひどい。

『いや、まだだ。』

《お腹空いてる?
 そっちで何か先に食べようか?》

『そりゃ構わないけど、
 イベントの打ち上げで
 知り合いが飲み歩いてるんだ。
 できたらこの近くじゃない方がいいな。』

《わかったわ。ルームで済ましましょ。
 じゃ、ロビー・・いや部屋で。
 そのほうがいいわね。》

『ああ、そうしてくれ。』

《もう着くわ。ディーも向かって。》

『はい。向かいます。』

電話を切った。
ピンと張った優子の声は、別荘で私に甘えたときとは違い、幾分、仕事時の厳しさが残っていて、上司に指示されたような気分になった。

おそらく、移動中も携帯電話が鳴り止まないほど多忙なのだろう。
その合間に私との時間を作り、私を求める優子に少し侘しいものを感じた。

----さみしいんだろな・・・。

タバコを消し、約束したホテルに向かった。



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