パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 ギブ・アンド・ギブ　　前編

　　
『ホント、おいしそうに食べるわね。
　気持ちいい。
　もっと食べさせたくなっちゃう。』

『よく言われるよ。
　俺とメシ食うと
　お腹空いてくるんだって。』

『誰が言うの？奥様？』

『みんな。カミさんに限らずね。
　若いときはそれでよく
　上司や客に食わせてもらったよ。
　気持ちいいらしい。』

『わかる。それ。』

『前に話したけど、
　ガキの頃から貧しかったんでね。
　食えるときに食っとかないと、
　って気になっちゃうんだよ。
　悪い癖さ。　
　カミさんにはサバンナでも生きてけるって言われてる。』