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異常性愛
第21章 ギブ・アンド・ギブ 前編
『そうだなぁ・・そうかもしれない。
後でも先でもなかった気もするな。
優子に会えたからだよ。
お前にケツ叩いてもらったようなもんだ。
恩に着るよ。』
『あんっ!よかった。
あたしとディーの出会いに意味があるなんて。
そんなこと言ってもらえるなんて思わなかった。
嬉しい。』
身体を揺すって優子は喜んだ。
ワインを注ぎ、私たちはもう一度乾杯した。
食事をしながら、母と再会した日のことを優子に話した。
笑顔で相槌を打ち、時には目を潤ませ、私の話を聞いてくれた。
『ね、ディー聞いていい?』
『なんだい?』
『あの、ほら、言ってたでしょ、
お母様と最後にお風呂に入ったときの・・・。』