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異常性愛
第1章 私と妻、晶子
そんな不届きな習慣を持つ私には妻がいる。
妻は晶子(あきこ)という。
結婚して五年になるが、これがなかなかのいい女だ。
私の女性遍歴は両手に余る程でたいした数ではないが、その中でも晶子は格別の女である。
彼女が二十四、私が三十路を迎えた頃、一緒になった。
結婚を決めたのは、晶子の容姿の美しさとセックスの良さだ。
不純な動機のようだが長く付き合う前提なのだから、セックスの相性はないがしろにできない。
今なお浮気を繰り返す私だが、それでも妻の元へ戻るのは、晶子の性的な魅力に因るところが大きい。