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異常性愛
第23章 原石と宝石
真美は引き締まった顔に白い歯を見せた。
『はい、そうです。』
『ひとり?先生は?』
『主人は勤務です。私ひとりです。』
『あぁ、あ、そうなんだ。』
涼子の¨元¨亭主は真美の亭主になり、真美は愛人からスピード昇格したようだ。
『下、一緒に行くよ。』
カップの飲み残しでタバコを消し、駐車場の管理人に頭を下げてゴミを預けた。
真美はサッと運転席を空けると、車の周囲を小走りに助手席側へまわった。
タイトスカートから伸びるカチンと引き締まった脚が健康的で、ビビッドカラーのピンヒールがよく似合っている。
トレーニングは続けているようだ。