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異常性愛
第23章 原石と宝石
《それはすぐ調べて連絡するとしよう。
ほほ。それよりキミ、一度顔を出せよ。
ウチで酒でも飲まんか。》
『ええ、近いうちに、
いずれ伺わないといけませんね。
家一軒分の内装となると・・・。』
《いつだ?いつ来る?》
何か急ぎの用でもあるのだろうか。
亭主は日取りを決めたがっている。
『そうですね。
予定を調整して連絡します。』
《そうか、必ずな。
待ってるぞ、ほほ。》
『はい。奥様に替わりますよ。』
真美に電話を返した。
いくつか慎ましい返事をして真美は電話を切った。
『あの人もわからないみたいですね。ふふっ。』
『そうみたいだね。』
暢気なものだ。
二人とも夜の方に夢中で、家のことなどどうでも良さそうだ。