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異常性愛
第23章 原石と宝石
『なれないんじゃないかな。誰にも。』
真美の眼が曇った。
『涼子も真美ちゃんにはなれないよ。
真美ちゃんは涼子にはなれないけど、
もっと素敵な真美ちゃんになれるんじゃないのかな。
それが自然でいいと思う。』
『そう・・・ですよ・・ね。』
『早く髪切れるといいね。似合ってたよショート。』
私の言葉は何の解決にも至らない。
だが私に言えるのはそこまでだ。
真美の選んだ道だ、後は真美が方法を探すしかない。
『大輔さん・・・
新しいお家、一緒にお願いします。
私の家にしたい・・・。』
『こちらこそ、
よろしくお願いします、だよ。』
『いつ、御出でになられます?』
『いつでもいいよ。お得意様だしね。』
真美はスマホで予定をチェックし、来週ならいつでもということになった。
後は私の予定に任された。