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異常性愛
第23章 原石と宝石
私が雪の中を歩いて帰ると言ったのには理由があった。
勃起が治まらずズボンがパンパンに張ってしまい、そのままショールーム戻れそうになかったからだ。
ボチボチ歩いて帰るうちに治まるだろうと思った。
小娘とのキスで勃起させられ、下半身を膨らませたまま雪の中を歩いて帰る自分が、なんとも情けない。
おまけに今日、私は唇を奪われた。
女子高生のようにビクついたことが今も恥ずかしい。
ビル風が冷たく吹き荒れ、秋物のコートではまったく間に合わず寒さが堪える。
縮こまってコートのポケットに手を突っ込み、早足でショールームへ急いだ。
左足を前へ送る度に、ポケットの指先が勃起した陰茎を擦る。
気持ちはいいが、これではなかなか治まってくれそうにない。
運転席に移動した時に見えた、真美の太腿が脳裏に焼きついていた。
頭の中で真美は丸裸になっていた。
----久しぶりにオナニーすっかな。
邪まな想像に胸を躍らせ歩いていると、ポケットで突然ブンッと携帯が震え、驚いて立ち止まった。
裸の真美はすっ飛んでいった。
----もう、今かよ。
ポケットの手を外気にさらすことが嫌になる程、空気は冷たい。