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異常性愛
第23章 原石と宝石
   
ショールームに踵(きびす)を返し、真美を見送った図書館へ向かった。

目抜き通りの一方通行は八車線からなる大通りだ。
歩行者信号が赤を燈す時間が長く、震えながら空に目をやると、大きな交差点の上空は鈍色(にびいろ)に覆われ、降り落ちる雪をカモフラージュしている。

信号待ちの間も勃起は治まらない。
地団太を踏み、襟を立てた。
体温が股間に集中しているのか、そこ以外が寒くてたまらなかった。

歩行者信号が青に変わる直前、優子の車が私から一番遠い車線を左折するのが見えた。
赤いツーシーターは右側を少し沈め、すぐさま姿勢を戻し直進していく。
その先の道路脇でツッと停車し、ハザードを点滅させた。
やはり優子は運転が巧い。

広い道路の向こうに小さく青が燈ると同時に、私はポケットに手を入れたまま横断歩道を走った。

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