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異常性愛
第23章 原石と宝石
息を切らせて優子の車にたどり着き、ドアを開けると、タイトスカートを張らせた優子の太腿が見えた。
前屈みになって外の私を覗き込む優子の笑顔が、私を安心させてくれる。
この時に見せてくれる優子の笑顔が、一番好きだった。
¨逢いたい¨と膨らませた心の中の蕾が、パッと花になる。
やっぱり私は「優子が好きだ」と思う瞬間。
コートを脱いでバッと雪を払い、助手席に嵌りこんだ。
温かい。
ふぅーと息を吐く私の頬に優子が手をあてた。
『寒かったね。かわいそうに。』
『いや、ほんと。今日は寒いよ。』
『何か暖かいものお腹に入れた方がいいね。』
『そうだな、お前のオナカにもな。』
ツンと斜めに上げた優子のアゴにキスをすると、優子は満足そうに微笑み、車を出した。