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異常性愛
第24章 月
窓の外は粉雪が舞い散り、下から上に吹雪いていた。
窓際のベッドは少し寒い。
『ここ好き。』
優子はシャツを脱いだ私の胸にへばりついた。
『お前も全部脱げば。』
『んふ、脱いじゃう。』
全裸になった私達は向かい合って掛け布団に包(くる)まり、その中で抱き合った。
『うう~ん、あったかぁい。』
『ちょっと暖まったな。』
『ディーはおっきくてきもちいぃ・・・。』
肌寒く明るい部屋で、私達は体温を交換し合う。
身体の至るところで肌が触れあい、優子を感じる。
優子の中に浸入したい。
物理的に不可能な、どうにもならない、そんな感覚が私を切なく絞めた。