この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第24章  月 
   
涼子を最後に抱いた時、母や祖母と食卓を囲んだあの時と同じ、身を焦がすようなやるせなさと切迫感が私を覆う。
だが幸福感と隣り合わせの、そのどうにもならない感覚が心を満たす度、切なさから逃れるように私は優子を好きになってしまう。

『こうしてると、
 セックスより気持ちいいよ。』

『ほんとぉ?ずっとこうしてようかぁ。』

『ああ、いいよ・・・。』

『うふっ。』

しばらくそうしていると、腕の中でジタバタと優子が蠢き始め、私の腕に抱かれたいのか、自分から私を抱きしめたいのか、あちこちに手を回しては「うぅん、うぅん」と困ったように弱く唸りだした。

『どうしたの?じっとしてなよ。』

『あぁん、なんか、
 気持ちがグニグニしちゃう。
 ここ開けて中に入りたい。』

優子はやりきれない顔をして、私の胸を掻き毟った。
やはり優子は感受性が私と近い。
自然と心が緩み、笑顔になってしまう。

愛する相手に愛される。
愛されていることが解る。
こんなに嬉しいことはない。

愛しあう。
それは容易く、遠い。


/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ