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異常性愛
第24章 月
『なんで涼子なんだよ?』
『真美ちゃん、
なりたいんでしょ涼子さんに。
なんて言ってあげたの?』
『真美ちゃんらしい方が
いいんじゃないかと。
まぁそんな感じだよ。』
『ほうほう、それでそれでぇ?』
『なんだお前、茶化す?』
『真面目に聞いていいの?』
『それもどうかと・・。』
ニッコリ笑い、優子は唇を尖らせる。
三度目のキスをした。
『なんかさ、可愛そうな感じしたんだよ。
あの子、友達もいないだろ。たぶん。
突っ走ってたから。
すがる思いでショールームに来たんだろなぁ、
きっと。
それを追い返せるかよ。』