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異常性愛
第24章 月
『優子のスイッチ見つけたよ。ははは。』
『ユゥ、ホゥルッダ キィー。』
『なんて?なに?』
『ディーが鍵を持ってるってこと。』
『これね。』
陰茎を押し付けると優子はニッコリ笑った。
『どこでも開けにいっちゃダメよ。ふふっ。』
『どこでも合えばいいんだけどね。』
『まぁ!ふふっ』
昼下がりの外光に照らされる、屈託のない優子の笑顔。
それが私には切なく映る時がある。
特にセックスの後・・・。
この蜜月が永遠に続くはずはない。
いつか別れの時が来ると思うと、やりきれなくなる。
優子の人生には、今 私が必要なのだろう。
だが優子が老いた時、この時間を優子は後悔しないだろうか。
そんな思いはさせたくない。