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異常性愛
第24章 月
『へ?』
『ビジネスよ。
一番大事なのは儲けることだわ。
評価を下げずにね。
いくら信用されても、
いいように使われちゃダメ。』
『ま、そうだな。はい。』
『真美ちゃんのこと、
気にしてないよ、あたし。』
私が話題を変えたことに優子は気付いている。
よく察してくれている。
その気遣いが優子の負担にならないだろうか。
『そう?ならいいけど。』
『もし、何かあっても
行きっぱなしはヤぁよ。
ちゃんとここに帰ってきてね。』
優子は手を広げ、たわわな乳房を見せた。
強い武器だ。一撃でやられる。
『つまらん心配するな・・。』
乳房に飛び込み、優子の身体を漁った。
優子の言葉は甲斐甲斐しい良妻を思わせた。
それが精一杯の優子の意思表示だろう。
幸せにしてやりたい。
私がそうできないとしても、必ず幸せになってほしい。
もし優子が自分の伴侶だったら・・・。
そう思うことが最近多くなった。