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異常性愛
第25章 おまじない

真美が出してくれた、やけに香ばしいコーヒーをすすりながら、プランのテーマや意図を説明し、ノートPCを開いて、チアキが作った新居の3Dデータを立体化した。
ひとつひとつの商材データを反映させた立体データを、真美の目線で動かす。
仮想の新居を画面に再現し、テレビゲームのようにその中を歩いていく。
『すごい、こんなこと出来るんですね。』
『こういうのは前からあるよ。
昔はお客さんの前で
動かなくなったりしたけどね。ははは。』
『へぇ、どうするんですか?』
『笑って誤魔化すんだよ。
喋りまくるとかね。はは。』
『あはは、大変。』

