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異常性愛
第25章 おまじない

『私じゃ満足してないみたい。』
『そんなことないよ。
電話じゃ真美ちゃんとのこと
・・・っていうか、その・・。』
『セックスですか?』
『ああ、そう。それ。』
小娘を前に¨セックス¨と言葉に出せない自分が可笑しい。
どうも真美との距離が図りにくい。
一回り歳の離れた若い女の前で、私は自分を善く見せようとしている。
いいオジサンを演じようとする自分に嫌気がした。
『毎晩、楽しみだって・・言ってたけど。』
照れたように真美は微笑んだ。
可愛い笑顔だ。
この若い娘を毎晩抱ける亭主を羨ましく思う。
『私を抱けば涼子さんが、いるからですよ。』
『涼子ねぇ・・・。』

