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異常性愛
第25章 おまじない
『今日まで、よく頑張ったと思うよ。』
『だいすけさん・・・ありがとう。』
『落ち着いた?
顔洗っといで。
ちょっと出かけようよ。』
真美は素直に「ハイ」と頷き、廊下の端にある洗面室に向かった。
私の股間は滾(たぎ)りを鎮めていなかった。
痛みを覚えるほど陰茎はカンカンに腫れ上がっていたが、それを真美に発散することはなかった。
悪魔は私を見逃してくれたようだった。
真美が私を呼び、洗面室から恥ずかしそうに顔をひょこっと覗かせた。
顔を洗い、化粧を落とした真美に、私は目を奪われた。
頬を艶めかせたその瑞々しさに、私の胸がドキンッと鳴った。
あまりにも自然で、素朴で、原生林に咲く花のような、飾り気のない真美の純粋さが私の心に巻き付いた。