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異常性愛
第25章 おまじない
『だろ。僕もファンなんだよ。
日に三杯は飲むよ。
真美ちゃんはコーヒー好き?』
『大好きですよ。高校生の時、
コーヒーショップでアルバイトしてました。
バイト上がりに飲ませてもらうんですけど、
凄くおいしくて、ハマっちゃって。
豆を炒るところから教えてもらって。』
『へぇ、本格的だね。そりゃ凄い。
バリスタってやつ?』
真美は顔を崩して笑う。
冷たい風に締められた真美の肌は、光源を選ばず真美を輝かせた。
『大輔さんもコーヒー好きなんだ。
じゃ今度 私がたててあげます。』
『楽しみだよ。』
私も少し嬉しくなった。
当然、これからも工事の打合せで何度も真美と会うが、仕事以外の用件が真美との間に出来たことが嬉しかった。