この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第25章 おまじない
   
『あっ、そうだ。
 真美ちゃん、待ってて。
 あ、寒いから、車で。』

来る前に見つけた店の看板を思い出した。
遠目に見ただけだったが、私でも買えそうなものがありそうな店の外観だった。
タバコを消し、その店に走った。

店内はわざと古びた感じに仕上げた薄茶色ベースの内装に、レトロな裸電球がいくつか吊られ、商品の影を消すように補助灯が配置されていた。
分厚いデッキ板を張った床を歩くと、木の音がポコポコと柔らかく響いた。

珍しいアンティーク家具を売り物しているようだった。
その一角に食器売り場を見つけ、その中で私はコーヒーカップを探した。
いくつかカップが並ぶ中で、特徴的なハンドルのものをひとつ選んだ。

真っ白で天渕が薄く、ハンドルが耳のように大きく伸び、ネイルを施した真美の爪に優しそうだった。
それをひとつ買って、真美の待つ車に走った。



/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ